Domaine Latour Giraud
ドメーヌ・ラトゥール=ジロー
ラトゥール・ジローはコート・ド・ボーヌの、いえブルゴーニュ白ワインの中でも素晴らしく、人気の高いワインを生み出す「ムルソー」に拠を構えています。
10ヘクタールの畑を所有し、80%が白ワイン、20%は赤ワインの畑になります。そして、その大部分がムルソーの5つの一級畑、ジュヌヴリエール、シャルム、ペリエール、ブシェール、ポリュゾに位置しています。
コレだけの畑のすごさはわかっても、果たして、その造り手はどんな方かといいますと、
この彼の言葉でわかるかと思います。
『ムルソーとは何か。全体的なイメージを敢えて言葉にするならば
複雑さ、強さ、バランスが取れているワイン。
アタックではなく、口の中に含んだ時にリッチな香りを持ち、
余韻に重たさを残さないワインです。』
彼のワインは果実のピュアさと余韻のエレガンスが特徴的だと思います。
『私個人は、重たくて、強いワインが好きではないんです。』
いわゆる若いうちから樽のロースト香が過剰に感じられるワインに対し
彼のワインは樽の風味が主張し過ぎず、樽の要素が肉付きのよい果実を支えるアクセントのように感じられます。
『私にとって、ワインとはテロワールありきです。
まずはテロワール。それを表現することです。
そしてどんな年でも私はテロワールを表現したワインを造る自信があります。』
ラ・トゥール・ジローの現当主ジャン=ピエール氏は、言葉が少ない中にも揺るがない自信が感じられました。
『私は常に最高の場面も最悪の場面も想定しています。
どんな年であろうとも、失敗したワインを造ることは許されないのです。』
2014年の一年を始めるにあたって、こんな気持ちのいい生産者のワインで始められるとは今年も一年がいい年になりそうな予感がします。
ちなみに、今回のお試しワインはこの方の一番お手軽なランク
2011年 ブルゴーニュ・シャルドネ 試飲特価 ¥3,420
彼の気持ちはもちろん目一杯に、畑もムルソーの境界近くからなので、ただのブルゴーニュ・シャルドネと侮ってはいけません。
M.Chapoutier ミッシェル・シャプティエ
ローヌ地方でも屈指の名門 M.シャプティエ社。
点字ラベルでも有名ですよね。ですが、同じ会社でのワインの種類の豊富さに、どのワインがどんな味わいかがわかりにくくなることが若干の難点。今回はヴィンテージも新しくなった「シラー100%」で造られる「クローズ・エルミタージュ」をご紹介。
ローヌ川左岸に広がる地域で、ローヌ北部で最も広い面積を持つクローズ・エルミタージュ。高級ワイン「エルミタージュ」に隣接しており、そのほとんどが赤ワインの生産となります。ローヌ地方の中でもコストパフォーマンスが高いワインとして人気を集め、なんといっても、エルミタージュよりも若くして楽しめるタイプなのがうれしいです。
2011年 クローズ・エルミタージュ レ・メゾニエ 試飲特価 ¥3,312
あと2つは・・・
左より
2010年 ブルゴーニュ・ピノ・ノワール ジャン・フィリップ・マルシャン 試飲特価¥2,363
先ほどのムルソーの方と同じように、この方はブルゴーニュ赤ワインでも人気のある「ジュブレ・シャンベルタン」の造り手の一番お手軽ランク。お正月にバッチリ飲み食べしてしまった方には、こんな強さの中に優しさを感じさせる「ピノ」がピッタリです。
2011年 ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ・シュールリー V.V.
ベルナール エ ドミニク マルタン試飲特価¥1,485
このワインはずばり「お鍋」にあうワインです。魚介系もいいですし、このスッキリさはちょっぴりピリ辛な鍋などにもオススメです。甘い印象のミュスカデを辛口に仕上げているのが、日本食にあうんですよね。
ご来店お待ちいたしております。