とにかく旨いが大前提ですよ
こちらも最近の試飲会で飲んだワインなのですが、「!!!」な驚きがあったワインとしても、かつ「旨いな~」と思ったものとしてご案内させていただきます。
まずは「!!!」な部分。まずは、2022年のボルドーの赤がもう飲めたこと。今ぐらいのリリースは2022年白がちらほら出てきたぐらいで、まだまだ2021年が主流なので、ガッシリワイン代表のボルドーがもう飲める所にびっくり。次に、カベルネ・フラン100%なこと。100%が珍しいのもそうなのですが、カベルネのそれもフランをなんて「これはロワールか」とツッコミをいれたくなりました。最後に亜硫酸ゼロなこと。俗に言う酸化防止剤のことなのですが添加するのにも意味があること(雑菌の繁殖を防止、過度な酸化を防いでワインの安定化を促します)なので、当店としてはそこにこだわってワインを選んだりはしないのですが、ゼロなのにワインが正常なんですよ。
そんな、ひとつひとつは些細なことでも3つが重なって、で、ここからは再三言いますが「旨っ」てことが重要なんです。なぜなら、カベルネ・フランなのに「青さ」が全くないんです。なんでも完熟させたフランを使っているので果実のピュアさが全面に出され、かつ、この年の一番いい出来のブドウのみを使っているので、そのブドウのポテンシャルの高さがワインとしてのポテンシャルと等しく、存在感を押し上げています。そして、カベルネ系特有の骨格もワインの土台にしっかりあるので、絶妙なバランスがまさに「旨っ」なんです。
唯一の難点としては、逆に熟成には向かないんだろうなと言う所。
「今あけて、すぐ美味い」=「あけうま」なワインとしては満点ですな。
2022年 シャトー・ボーセジュール サン・シュルフィテ
【地方:ボルドー/ピュイスガン・サンテミリオン タイプ:赤/品種:カベルネ・フラン100%】(輸入元:㈱アストル)
通常価格¥4,290(税込)
試す価値あり価格➡¥3,705(税別)
¥4,075(税込)